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肌のトラブルはこうして起こる!?

角質層は、レンガのような角質細胞と、その隙間を埋めるモルタルのような細胞間物質でできています。角質細胞は、ケラチノサイトとNMF(天然保湿因子)からなっています。NMFとは、角質の30パーセントを占めるタンパク質が分解してできたもので、アミノ酸、乳酸塩、尿素、ナトリウム、糖類や有機酸などが含まれています。細胞間物質は、セラミドをはじめとする脂質でできています。NMFもセラミドも、最近コマーシャルでよく耳にする名称ではないでしょうか。どちらも保水力のある成分として、保湿クリームや乳液、化粧水などに使われているからです。角質層が健康で、正常な状態に保たれていれば、NMFやセラミドが協力し合い、吸水能力と水分保持能力を発揮します。角質層にどれだけ水分があるかが、肌のうるおいを決める要因となっているのです。ところが、何らかの理由で角質層が傷つくと、この水分保持能力が弱くなり、ターンオーバーのリズムも狂うようになって、肌トラブルを招くことになります。角質層が傷つく理由としては、まず物理的な刺激があげられるでしょう。つまり入浴時のこすりすぎや、下着の締め付けや摩擦、ヒゲやむだ毛処理のためにかみそりを使って角質をそぎ落とすことなどです。お風呂場でボディー・ブラシやナイロンタオルを使ってごしごしこするなど、強い刺激を与えると、薄い膜である角質層を傷つけてしまう場合が多いのです。お風呂から出て30分もすると肌がカサカサする、下着で締め付けた跡が赤くて触ると痛い、ヒゲ剃りあとに化粧品をつけるとしみてヒリヒリする、こんな場合は、角質層が傷ついていると思って間違いないでしょう。角質層に傷ができると、肌のバリア機能は損なわれ、そこから水分が蒸発するとともに、内部に有害物質や悪玉菌が侵入し、炎症を起こしやすくなるのです。炎症を起こすと、危機を感じた皮膚は通常は28日かかるターンオーバーの時間を早めます。その結果、機能的に劣る未熟な角質層をつくることになり、肌はますます荒れやすい状態になるのです。この他、乾燥や水仕事も角質層を傷つけます。冬に乾燥した室内にいると、肌にかゆみを感じる人がよくいます。特に、加齢のためセラミドが少なくなるお年寄りや男性に比べて皮脂の分泌の少ない女性と子どもは、乾燥によるかゆみを感じやすくなるのです。しかし、かゆいからといって ( ) きむしると、その部分の角質層が傷つくのはこすりすぎた場合と同じです。掻きこわした部分から悪玉菌が入って炎症を起こすだけでなく、皮膚のターンオーバーが乱れ、角化不全を起こすことで、硬いザラザラした肌になってしまいます。水仕事の場合も肌荒れの仕組みは乾燥と同じです。濡れた手から水分が蒸発するときに、肌の水分まで蒸発し、乾燥した皮膚になってしまうのです。しかも、合成界面活性剤によってアルカリ障害も起こしやすくなりますから、皮脂膜は回復しにくくなり、悪玉菌が侵入しやすくなって炎症を起こす場合もあり、ひどい手荒れ状態をつくってしまうことになります。
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