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肌本来のpHが傾くとアルカリ障害を起こしやすくなる

人間の皮膚は、本来、pH4.5〜6.5の弱酸性に保たれています。ところが、pH9〜10のアルカリ性の石けんや、化粧品で顔や体を洗ったりすると、健康な肌の人でも、本来の弱酸性の状態に戻るのに3時間はかかるといわれています。その間、肌は本来もっている抵抗力を失って、紫外線や有害菌の繁殖といった刺激を受けやすくなり、皮膚のトラブルを起こすのです。とくに心配なのが、デリケートな肌の持ち主の場合です。アトピー性皮膚炎やドライスキンなど、すでに何らかのトラブルを抱えている肌の方が、アルカリ性の石けんで顔や体を洗った場合、皮膚が本来のpHに戻ることができるのは、なんと7、8時間後になってしまうのです。もしあなたが、湿疹などの出やすいデリケートな肌の女性で、昼間は会社に行って働いているとしましょう。夕方帰宅した頃には、お化粧はもうベトベト。気持ち悪くて、すぐにメイク落とし用の強力な洗浄剤を使って落としたくなるでしょう。さらに、寝る前にはいつものようにお風呂で化粧石けんを使って洗顔。ここで肌は2度も洗われて、完全にアルカリ状態になります。そして、朝起きれば、お化粧をする前の準備としてまた洗顔です。すると肌は、やっと本来のpHに戻ったか戻らないかのうちに、またアルカリ状態に逆戻りしてしまうのです。
つまり、本人は肌のためによかれと思って洗っているのに、実際には1日のほとんどを肌荒れしやすいアルカリ状態で過ごしているわけです。これは、何も女性に限ったことではありません。男性でも、汗くさい、脂ぎっていると言われたくないばかりに、朝に晩にシャワーを浴びている人はたくさんいます。そして、洗浄力の強いシャンプーやボディー・シャンプーを毎日使っているのです。このように、洗いすぎで肌の抵抗力を弱めているために肌トラブルが起こることを「アルカリ障害」と呼んでいます。また、顔や体のニキビが気になるからと、何度も入浴したり、タオルやスポンジでごしごし洗ったり、薬用石けんを使うことも、肌にとってはうれしいどころか“悲鳴をあげる”結果になります。このように、アルカリ性になって弱っている肌の表面を、さらに強い刺激によって傷をつけることは、肌にとって大変なことですが、問題は、それだけではありません。私たちの肌が、なぜいつも弱酸性になっているか、ご存じですか?それは皮膚の上に常在菌とよばれる菌がいて、それらが体から分泌される汗や皮脂を食べて、弱酸性の物質をつくってくれているからなのです。いったんアルカリ性に傾いてしまった肌を、本来の弱酸性に戻してくれる働きをする「皮膚常在菌」。それを、洗いすぎによってほとんど死なせてしまうことが、肌トラブルの大きな原因になっていることも知ってほしいのです。
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