ワールドオーシャンファーム

投資するか、しないか、潰れるか、いつまで持つのか、賑やかな話が行きかっている�潟潤[ル ドオーシャンファーム（台東区上野本社）は平成１３年７月２３日に栃木県小山市に設立され、東京・台東区に移転後、平成１８年６月新宿に移転し、７月３１日会社を解散した。今まで募集を繰り返してきた「ワールドオーシャンファーム」は解散してしまったのである。倒産したわけではない。

　ＩＡＳプロデュースのことに少々触れておかなくてはならない。なぜなら、オーシャンファームは黒岩勇社長がＩＡＳ解散をする９ヶ月前に設立をしているからである。解散時に、このことを会員が知っていたなら、刑事事件に発展したことであろう。

◆広島（毎日新聞）2002年11月01日(金)　健康食品販売投資問題　第１回弁論で原告が意見陳述　「このままでは許されぬ」
健康食品の販売事業に出資すれば１年で倍の配当が得られるなどとして、投資を募っていた食品販売会社「アイエーエスプロデュース」（本社・東京都港区）が、会員から多額の金を集めたまま解散した問題で、広島市内の元会員６人が黒岩勇社長と元会員の２人を相手取り、計約１７２０万円の損害賠償などを求めた訴訟の第１回口頭弁論が３１日、広島地裁（次田和明裁判官）であった。 　被告の元会員は関与を否定、全面的に争うとする答弁書を提出した。黒岩社長は連絡が取れない状態(フィリピン逃亡)で、原告側は公示送達（訴状などをいつでも交付できるよう裁判所が保管していることを掲示板に掲示すること。一定期間が経過すれば、受け取ったとみなされる）を申し立てている。 　また、「ＩＡＳ全国被害者の会」を立ち上げた原告代表の男性（５５）が「（被害者）みんながこのままでは許されないと考えている。多くの被害者の思いを背負っている事件と理解し、慎重な審理をお願いしたい」と意見陳述した。 　【牧野宏美】

被害会員２万人、被害額４００億円とも言われる「アイエーエスプロデュース」。たいして大きな事件に もならず燻ったまま現在に至っている。０２年１月末から姿を隠し、行方をくらましていた黒岩勇がIASのけりもついていないのに、凝りも無く、０５年７月一般人の馴染みのないやり方でマルチまがい商法を再開した。

【ＩＡＳプロジュースとワールドオーシャンファーム】
１９９９年１０月　資本金３０００万円でＩＡＳ設立（東京港区） 　　
０１年　７月　　　ワールドオーシャンファーム（栃木県小山市）で設立 　　
０２年  １月　     IASの配当が停止し、「４月から配当を再開する」と会員に説明 
０２年　１月　　　突如、一時閉鎖を文書通知（４月２８日再開と記入） 　　
０２年　４月　　　専務、部長が現金、証券を１０数億持ち逃げと文書通知 　　
０２年　４月　　　説明行脚、突然、ＩＡＳを解散と発表　黒岩行方不明 （フィリピンに逃亡）
０２年  ４月　     会員にに対して何も説明もなく会社が解散し連絡が取れない状態 
０２年２〜６月    ワールドウオーターバンク（東京港区）大理石販売で６億集め閉鎖 　　
０２年　７月　　　広島・被害者の会（山本一志法律事務所）破産申請 　　
０３年　１月　　　東京地裁がIASを破産宣告 　　
０５年　４月　　　オーシャンファーム、小山市から上野へ登記移転 　　
０５年１０月　　　オーシャンファーム　第１号匿名組合で投資者募集 　　
０６年　３月　　　オーシャンファーム　定款変更 　　
０６年　６月　　　オーシャンファーム　新宿・歌舞伎町へ登記移転 　　
０６年７月３１日　オーシャンファーム　会社解散登記

　ＩＡＳ発足から解散まで１年８ヶ月、ワールドオーシャンファームの発足から解散まで５年間であるが営業してからは１年３ヶ月である。

　黒岩勇会長といっているが、本当は社長であり、解散直前まで両代表制を敷いてきた。今では 会長といっているが、ＩＡＳ当時の踏み倒しは１０億以上あり、破産されたといっても解散直前に銀行から４億円以上おろし持ち逃げしているのである。その後フィリピンに渡り、０５年にはほとぼりが冷めたのを確認し、小山にあった会社を東京へ移転し匿名投資組合を発足することになる。

　現在、危ないか・危なくないかと問われたら、破綻させるのは間違いない！と答えることはできる。いつ破綻するかは、なんともいえないが時間の問題で破綻するであろう。

　今回の、会社清算人は黒岩勇、監査役は息子である。両代表のもう一人は退任し、第三者には触らせもしない。手馴れたものである。ちなみに、解散時の役員は

新宿移転前の役員　　　　　 　　
代表取締役　　黒岩　勇
代表取締役　　古賀一幸
取締役　　      山下幸男
監査役　   　   黒岩厚宏

解散登記時点
代表清算人　　黒岩　勇
監査役　　　　　黒岩厚宏

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