アミノ酸発酵法について
醤油や味噌と同じように、天然素材を原料にした発酵法を中心につくられています。原料として用いられるのは、さとうきびやとうもろこし、キャッサバなどから抽出した糖蜜や糖です。これらの糖蜜や糖を、発酵法を行うタンクに入れ、自然界にいるアミノ酸生成能力をもつ微生物を加え、発酵させます。すると、培養液中にアミノ酸がたまってきます。その中から目的に合わせた純粋なアミノ酸を取り出します。そして、アミノ酸の分子内になるアミノ基に脂肪酸が結びつくと、洗浄剤として使用することができます。つまり、自然な作物と微生物をもとにつくられたアミノ酸から、体を洗うために使える成分(アミノ酸洗浄剤)がつくれるのです。しかも、アミノ酸はその構造から微妙なpHの調整まで可能なので、人の体に近い弱酸性の洗浄剤をつくり出すこともできるのです。