髪の毛はもともと皮膚と同じ角質層が変化してできたものです。髪の毛を構成する成分の8割はタンパク質で、なかでも多いのがケラチンです。このケラチンは、18種類のアミノ酸からなるタンパク質なのです。毛髪の主成分であるタンパク質が構成されるのに必要なアミノ酸を、バランスよく与えれば、結果として毛髪細胞が活性化され、健康で美しい髪が生えてくるのは不思議でもなんでもないことなのです。
また、パーマやシャンプーをすることにより毛髪のタンパク質が流出するのを、油脂であるリンス類では補うことはできません。タンパク質からできているキューティクル(髪の毛の表面を覆っている
鱗
状の膜)を整え、補強するのは、やはりアミノ酸しかないのです。
アミノ酸は髪の表面と両方から、健康で美しい髪を維持する手伝いをする成分であり、ダメージを受けた頭髪を補修するには欠かせません。