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肌の保湿性を決定づけるアミノ酸


NMF(天然保湿因子)の構成成分
肌のうるおいを左右するのは、角質層の保水力だといわれています。角質層の細胞はケラチノサイトとNMF(天然保湿因子)からできていて、NMFの保湿力で肌を乾燥によるダメージから防いでいます。つまり、角質層にNMFが十分にあれば、角質細胞内の水分はしっかりと保たれ、うるおいのある肌でいられるのです。逆に言えば肌荒れとは、皮膚のNMFが不足した状態といえるでしょう。

このNMFは、タンパク質が分解してできたもので、アミノ酸、乳酸塩、尿素、ナトリウム、糖類や有機酸などが含まれていますが、アミノ酸はNMFにどのくらい含まれているのでしょうか。図を見ればおわかりのように、NMFを構成する成分のうち、約40パーセントを占めるのがアミノ酸、さらに12パーセントを占めるのが、グルタミン酸の代謝産物であるピロリドンカルボン酸(PCA)です。

これらは、角質層の底部で、酵素によりフィラグリンという基質タンパクが分解されてつくり出されます。ここでできたアミノ酸は、水と結合して、皮膚の表面に柔らかさ、なめらかさを与える重要な働きをしているのです。

つまり肌のうるおいの“もとの元”は、アミノ酸にあったのです。

NMFに含まれるアミノ酸の種類の中で、保水力がもっとも強いのは、プロリンです。プロリンは、別種のアミノ酸であるアルギニンからもつくることができます。荒れてしまったお肌にアルギニンを添加した保湿剤を塗ると、肌の再生が早くなることがすでに実証されています。

また、NMFのうち52パーセントを占めるプロリンとPCAは、仲のよい物質同士で、ともに保湿性と吸収性に優れた成分であり、併用するとさらに保湿効果がアップします。しっとりとした肌になりたい方にとって、もっとも有効なアミノ酸は、プロリン、アルギニン、PCAの3つであると言ってよいでしょう。この3つのアミノ酸成分の働きを、もう一度整理してみます。

1. プロリン

アミノ酸の中でも特に保湿性が高く、天然保湿因子として重要なアミノ酸です。PCAと組み合わせることでその働きがアップします。また、真皮中のコラーゲンにも多く含まれており、コラーゲン合成を促進させる働きをもっています(コラーゲン代謝正常化作用)。

2. アルギニン

肝臓でアンモニアの解毒をし、天然保湿因子でもある「尿素」に変える働きをします。この尿素は、酵素によって体内でプロリンに変化し、コラーゲンの合成を促進します。アルギニンには傷の治癒促進作用もあり、細胞を活性化させて肌の再生に役立ちます。このほか一酸化炭素の合成を阻止することで、肌のくすみを防止します。プロリンと同様に、PCAと併用するとさらに効果を上げることができます。

3. PCA(ピロリドンカルボン酸)

グルタミン酸からつくられる代謝産物のPCAは、皮膚中に多量に存在し、高い保湿性能をもっています。プロリンと組み合わせるとさらに効果がアップすることが知られています。

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