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人体を構成するアミノ酸はわずか20種類

人体を構成しているタンパク質の種類は、およそ10万種あるといわれています。10万種といったら想像するだけでも大変な数字ですが、そんなにたくさん種類のあるタンパク質は、わずか20種の基本アミノ酸から構成されているのです。
自然界では天然のアミノ酸は80種以上発見されていますが、人間のタンパク質をつくる際には、次表のように20種類のアミノ酸のうち9種類は、自分の体でつくり出すことができません。
この、人間が自分ではつくり出せないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といい、1種類でも不足してしまうと、体に重大な栄養障害を起こしてしまうといわれます。植物などは、タンパク質の合成に必要なアミノ酸を自分でつくり出す力をもっていますが、私たち人間は悲しいことに、外部から足りないアミノ酸をとり込んで補うことしかできないのです。
また、残りの11種類は「非必須アミノ酸」と呼ばれていますが、だからといって必要ないわけではありません。非必須アミノ酸は、人間がほかのアミノ酸から体内でつくり出すことができる、という意味があるだけで、体内で必要とする栄養素であることには、何ら変わりないのです。もちろん、無理につくり出す必要がなく、それがきちんと体に供給されれば、そのほうがずっと健康的なわけです。

必須アミノ酸と、非必須アミノ酸のどちらも、私たち人間が生きていくうえで、大事な栄養素であることは間違いないといえるでしょう。

私たちが健康な体を維持していくためには、この20種類のアミノ酸の日常的な摂取が欠かせません。

たとえば、体重50キログラムの人が生命を維持していくためには、1日に55グラムのタンパク質を摂取し、それを消化してアミノ酸に変えて体に蓄える必要があるといわれています。


20種類のアミノ酸の働き

 

 

名称

主な生理機能

必須アミノ酸

バリン

筋肉、肝機能強化、血中窒素のバランス維持、知能向上作用

ロイシン

筋肉、肝機能強化、脳機能向上

イソロイシン

筋肉、肝機能強化

トレオニン(スレオニン)

脂肪肝抑制作用、コラーゲンの材料

ヒスチジン

白血球の生成促進、副交感神経鎮静、貧血改善作用

リジン

食欲増進、Ca吸収促進、疲労回復作用

メチオニン

解毒、抗腫瘍作用、抗脂肪肝作用、抗うつ作用

フェニルアラニン

抗うつ作用、鎮痛作用、記憶力向上、食欲抑制

トリプトファン

神経伝達物質であるセロトニンを生成、鎮静作用や睡眠導入作用を持つ、造血作用

非必須アミノ酸

アルギニン

強壮作用、筋肉強化作用、血管拡張作用、免疫機能改善、動脈硬化改善、アンモニア低下作用、血液循環改善、脂肪燃焼、成長ホルモン分泌

グルタミン

潰瘍治癒作用(胃粘膜生成促進作用)、免疫機能改善

アスパラギン

免疫強化、アンモニア代謝改善

アスパラギン酸

アンモニア除去(低下作用)、免疫強化、肝機能強化作用、疲労回復作用

チロシン

抗ストレス作用、脳機能向上作用

システイン

美白作用、傷治癒促進、抗酸化作用

グルタミン酸

アンモニア低下作用、知能向上作用、潰瘍治癒促進

アラニン

アルコール代謝促進作用、肝障害抑制、尿路結石予防、脂肪燃焼促進

プロリン

皮膚の天然保湿因子、コラーゲン代謝正常化作用、傷治癒促進作用、脂肪燃焼促進

セリン

記憶、神経系機能補助、皮膚の天然保湿因子の主成分

グリシン

保湿作用、抗酸化作用、細胞活性作用

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