私たち人間の体には、何が必要かご存じですか？人体を構成する成分のうち、もっとも多いのは水です。人の体では、全体の60〜70パーセントが水分だといわれています。ですから、人が生命を維持していくには、水は絶対に必要です。人は水がなくては生きていけないという所以です。そして、水に次いで人体に多く含まれるものが、タンパク質（アミノ酸）です。人の体の20パーセントを占めています。
タンパク質は体の組織を構成するのに必要な成分で、脳や内臓や筋肉、血管や神経、皮膚や髪の毛、爪までも、みなタンパク質からつくられています。
また、血液中の赤血球と白血球もタンパク質でできています。さらに、代謝の調整をするホルモンや酵素、遺伝子までタンパク質で構成しているのです。これらのタンパク質はみな、人の体の設計図といわれるＤＮＡをもとに、アミノ酸が結合したものです。
つまり、人の体のほとんどは「水とアミノ酸」からできているのです。人が生きていくうえで水が不可欠であるように、アミノ酸もまた生命維持に不可欠なものといえるでしょう 。